今の先で待つ 世の中や人たちへ
過ごした時をまとってたどり着き、そのまた先へ成長を重ねていくような
時を味方にする場づくりを行っています
私たちが生活する上で欠かせない、住まいや施設。
その多くは、大きなエネルギーや資源をもとにつくられていきます。
一度つくられた建築物は、人より長い時間を耐え、次の世の中まで残っていくもの。
建てる人の想い、作る人の努力、環境や暮らし・・・建築を取り巻く様々な要素を受け止めながら
次の世代、そのまた次へ残していける、渡していきたくなるような
そんな場を作っていきたいと思います。
私たちの仕事は、「どういう場にしたいか」というクライアントの想いから、すべてが始まります。夢といった大きなものだけでなく、何気ないささやかな願いでも、そのひとつひとつが、世界にふたつとない場づくりのもとになります。
私たちはそんな形にならない想いを受け取り、場づくりに添えていきたいと考えます。
私たちの仕事は、最初に出来上がったものを提示できません。裏返せば、全て自由に考えられるということ。「なぜそうしたいのか」「どうしたらできるのか」私たちは打ち合わせごとにご意見に耳を傾けながら、専門家としての丁寧な説明を心がけ、時には判断をいただき、ご一緒に考えて進めていきます。
ひとつの建築工事には、様々な種類の工種があります。各工種ごとに必要な材料費、人件費などを吟味し、適正な金額を算出することでクライアントは当然のこと、作り手にも過度な負担がないように納得のものづくりに努めて参ります。
新しく作るだけではなく、既存の状態を把握し、そのポテンシャルを最大限に活かす方法を考えます。ときには構造体や間取りを変更するなど、専門性を活かしたご提案をいたします。
建築は買うものではなく作るもの。
その過程をできる限り体験していただくことで、愛着やより深い知識をともなったかけがえのない経験となるように、サポートしてまいります。
長い時間を耐えるため、構造や快適性、更新性を考慮した建物づくりを心がけています。
各プロセスでの状況や検査などを記録し、建築後においてもメンテナンスに活かせるよう見える化した過程をご提供します。
はじめての方にとって、建築のプロセスは知らない道のりを旅するようなもの。
この先にどんな景色があるのか、足元にどんな障害が転がっているのか、どんな準備をしたらいいのか、どの程度の対価が必要なのか。
私たちは「こんなふうに住まいたい」「こんなサービスを提供したい」といった想いや、「どんなことが起こるんだろう?」といった漠然とした不安を想像しながら、それぞれの旅がかけがえのない体験となるように、共に歩を進める伴走者としてご一緒します。